自慢の綺麗な茶髪をセットして、学校へ
向かう。

教室へ行くと、
城見が泣きそうな顔になっていた。
どうしたんだろう、なんて思って様子を見る。
私はまだなにもしてないよ?

いつもの取り巻きがいないってくらいしか
変化が見られないんだけどな。

自分の机で様子を見ながら用意をする。
すると、知香がやって来て、コソコソと
耳打ちした。

「響花、昨日の裏サイトの見た?城見のヤツ。」

「ああ、見たよ?カンニングのやつでしょ?
で、当の本人どうしたの?あんな顔して。」