「んじゃ、私たちコンビニ行ってくるねー。お菓子買ってきまーす。」


そう言うと、美咲とマー君は手を繋いで部屋を出て行った。


純と2人で部屋に残された未来は気まずい気持ちになる。


「そんなに警戒しないでよ」


「あの私…」


「わかってるって。俺と付き合うのはゆっくり考えてくれたらいいから」


「そうじゃなくて…」


「あんまり何度も振られると俺傷ついちゃうな」


純は未来の頭に顔を近づけると「いい匂いのシャンプー使ってるね」と言った。


「ロクシタン」


「あー知ってる。女の子が好きなブランドでしょ」

「ママが好きだから…」

「ミクちゃんはママのこと好きだね」


純は未来の髪に指を通す。


「サラサラだね。茶色いのは地毛?ミクちゃんは肌も白いから色素薄いのかな」


純は未来の頭を撫でると、そのまま頭にキスをする。


そして髪の毛越しに耳にもキスをする。