「ああいうパーティーに慣れてなくて。緊張してました」 「嘘つけ」 はい、嘘です。間髪入れずにつっこまれた。 「あの会場では大勢人いたから聞けなかったけど。なんかあったんなら話してみ」 抑揚のない声、素っ気ない言い方。 でもなぜか、安心する。 「なんでもないですよ。成宮さんこそ今日はお疲れ様でした」 「どうってことないから、あれくらい」 強がってるわけでもなく、事実なんだろう。 亜里沙さんがいるから余計楽しかったのかな、なんて邪推する自分が嫌いだ。