「大丈夫?」
「あ、はい…お仕事中のお邪魔じゃないですか、?」
「俺の心配はいいって笑
何か気になってることでもなるの?だから寝れない?」
しっかり的をついた心配をしてくださる
「…家に帰るの、怖いなぁって…笑
私の勝手な行動のせいなんですけど…お母さんからの大量のメールに、
明日帰るのが怖くなっちゃって、」
こんな弱っちいこと言ってるから、お母さんに言い負かされちゃうんだよね…
「じゃあ、しばらく俺ん家住む?」
「…はい?!」
今、今…この人なんておっしゃいました?
「お金はお母さんが持ってるんでしょ?
ホテルにも泊まれないだろうし、陽奈ちゃんが嫌じゃなければしばらくここにいていいよ?」
「でも…流石に申し訳ないというか…」
申し訳ないと思うとともに、ここに置かせてもらえるならお母さんに会わなくてもいいし
お父さんの店に駆り出されることも無い
そう思うと、少し頼りたくなる…
「ほとんど現場の時間も場所も一緒なんだし、撮影が終わるまでならお母さんも納得してくれるんじゃない?」



