突然好きと言われると…
「ふふっ、今ドキってした?」
意地悪な笑顔を浮かべている杉野さん
「…してないです!もうっ…行きますよ!」
恥ずかしくなって、杉野さんの背中を押して
目的地の方へ歩き出した
「お、此処だね!」
「うわぁ…可愛い、」
私たちが来たのはお洒落なカフェレストラン
こんな小洒落たところに私が来たことがないと言ったら、杉野さんが誘ってくださった
「何頼む?」
「ん〜、これとこれで迷ってるんですよね…すみません優柔不断で。笑」
外食が少ない分、たまにくると何を食べたらいいのか迷いまくってしまう
「じゃあその2つを半分づつ一緒に食べようよ?」
「…え、でも…」
杉野さんも食べたいものあるよね?
「デートの醍醐味じゃない?こう言うのって。あ、すいません!」
さらっとそう言うことを言い残して、杉野さんは店員さんを呼んだ
…なんか、調子が狂うと言うか、ペースを持っていかれる…



