一番近くに居るのに


いつになったら妹辞められるかなあ、

なんて思うけど気持ちを伝えてギクシャクするのも嫌だからこのままでもいいかな、なんて思う方が実は強かったりする。


「あっ、やば!」


朝から悶々と悩んでしまって気がつくともう出ないといけない時間で、

私は海斗くんが作ってくれたトーストを口に詰め込んで急いで準備をして家を出た。