『朝ご飯置いとくから、食べていってね』 「うん!ありがとう。いってらっしゃい」 毎朝部活の朝練もあって私より早く出る海斗くんはいつも私の分の朝ごはんまで用意してくれてるんだ。 私が中2の時に、パパが突然アメリカに赴任することになって、ママはパパを1人に出来ないからって一緒について行った。 だから私はこの家で海斗くんとふたりっきり。