気が付くと… 野花が咲き乱れる 草原の中で目を覚ます。 ふ、と横を見ると 蓮華の花が頬をなでた。 (…………?) まるで状況が、読み込めない。 起き上がってみると 自分のまわりだけに 蓮華の花が咲いていた。 爽やかな風が髪を揺らす。 空はどこまでも 蒼く高く澄みわたっている。 そして… その天にも届き もはや、かすれて見えるほどの バカでかい 扉が そこにはあった。 「……天国への……扉……?」 彼は直感で、そう感じたのだった。