突然で、びっくりした…


そこには、笑顔の先輩が立っていた。


昨日は、良いことあったんだもんね、そりゃ笑顔になるよ…


『どうしたの?なんか真剣な話し?お邪魔だったかな?』


『いえいえ、恭香が元気なかったんで、男にフラれたかと心配してたんです』


『ちょ、ちょっとそんな適当なこと言わないでよ』


夏希は、天然な明るさがある。


それゆえ、時々、空気を読めない発言をするんだ…


まあ、そこも可愛いところなんだけど。


『え?恭香ちゃん、本当?良かったら、いつでも相談乗るから、元気出して』


『あ…ありがとうございます』


またまたひきつり笑顔の私。


この件に関して、あなたは…


一番相談出来ない相手。


『先輩、私のことはいいんで、仕事しましょ』


そうだよ、とにかく、仕事に打ち込んで、一日でも一秒でも早く、一弥先輩を忘れられるように努力しなきゃ…