「んで...本題に入るよ」


「えっ!?まだ入ってなかったの?」


泣き終わった私は、進のハンカチをぎゅっと握りしめながら、進の話を聞いていた。



「言いにくいんだけど、今日の夢、なんだったの?」


うっっ!!

進の夢とは言えないし、これいったら好きだと思われちゃう。


まだ心の準備がないのに。


「やっぱり言いたくないか...」


「ううん!言うよ!」


私は思ったんだ。


これ以上、進に迷惑かけたくない。


「あのね、私好きな人いるんだ」


やば!!

いきなり言っちゃったよ!


「それ、まぢで言ってんの?」


進がいつもより、険しい顔をして私に言った。


「うっうん」


それはね、あなただよ。
私は進しか興味ないもん。


「ふぅーん。んで夢は?」


「あっ!で、夢は.....」


ぅぅぅっっ!!!

いかにも涙でてきそう。