「まあ、その様子だと無理だろーね。
身体は正直だから、気持ちいいことされると無抵抗になるんだよ」
ただ、身体に少し触れられて、首筋に軽くキスをされているだけなのに
異常な緊張と恥ずかしさから、力が抜けて息があがる。
「ほーら、こっち向いて顔見せてよ」
自分の身体を支えることも危うい状態のわたしは、依生くんにされるがまま。
身体の向きをくるりと変えられて、上を向かせられる。
「……僕にされるがままになってる
その顔たまんない」
頭がボーッとして、抵抗する力はない。
「ねー、ちょっとだけ帆乃のこと食べていい?」
「……へ?食べるって……」
「帆乃が僕を妬かせるから。
それのお仕置きってことで」
イジワルく笑った顔が一気に近づいてきて、思わずギュッと目を閉じた。

