可愛がりたい、溺愛したい。




「たまには彼女のほうから積極的になってみるのもありだと思うよ?

もしそれでダメだったら飽きられたこと疑ったほうがいいかもしれないけどー」



……自分から積極的になる…か。


そういえば、よくよく考えてみると、2人でいるときはいつも必ず依生くんのほうから触れてくれていて、キスだっていつも依生くんから。


わたしからしたことは一度だってない。


触れてもらえるのが当たり前と思っていたのが、そもそもいけなかったのかなぁ…。



いろいろ悩みながら、話を聞いてもらった浅川さんにお礼を言ってお店を出た。



そして、その日の夜のこと。


「ほーの!ちょっとこれ、依生くんの家に持って行ってくれない??」


ちょうどお風呂からあがって、髪を乾かし終えたところにお母さんが何やら紙袋をわたしに手渡してきた。


「これね、結依ちゃんに渡してくれればいいから!ささっと行って渡してきてくれる?」


「わかったよ」