可愛がりたい、溺愛したい。




***


そして迎えたお昼休み。


いつもどおり明日香ちゃんとお昼を食べる予定だったんだけど、体育委員の集まりがあるみたいで。


「ごめんね、お昼一緒に食べれなくて…!」


「ううん、大丈夫だよ!」


クラスでは友だちがあまり多いほうではないので、明日香ちゃんがいないと、誰もお昼を一緒に食べてくれる子がいない。



なので、教室を出て屋上で1人で食べることにした。


もし、体育委員の集まりが早く終わり次第、明日香ちゃんが来てくれるって言ってたけど、たぶん難しいかな…なんて思いながら屋上へ。



もう季節は冬なので、屋上には誰も人がいない。


ちょうどいいかな、1人で食べるには。


すごーく寒いけど仕方ないかぁ。


早く食べて教室に戻ろう。


壁にもたれかかって座り、お弁当を広げてパクパクと口に運ぶ。