可愛がりたい、溺愛したい。




「え、でも芦名さんっていつもメガネしてて、髪2つで縛ってたよな」


「髪切って、コンタクトにしたんだよ。
ほら、帆乃ちゃんこいつらうるさいから、先に教室入っていいよ」


「あ、ありがとう」


花野井くんのおかげで、なんとか席に着くことができたけど、安田くんたちが騒いだせいか、みんな騒ついてこちらを見てヒソヒソ話している。



「あっ、帆乃ちゃ〜ん!!
おはよう!!早速可愛さ炸裂してるね〜!!」


「あっ、明日香ちゃん、おはよう。
な、なんかすごくみんなに見られてるような気がするんだけど……」



「それは帆乃ちゃんが可愛いからだよ〜!
さっきから男子たちがこっち見て、帆乃ちゃんのこと話してるよ?」


「えぇ、悪口とかじゃなくて?」


「まさかー!可愛いって単語しか聞こえてきてないよ!」


まさかここまでいろんな人に注目されるとは思ってもいなくて。


というか、そもそも前までのわたしが地味すぎたせいもあるかもしれない。