可愛がりたい、溺愛したい。




「えっ、あっ……えっと」


どうだったっけ……。
軽くパニックを起こしていると。



安田くんが後ろにいるわたしの存在が気になったのか、ひょこっと顔を出してきて、思いっきり目が合った。


安田くんは固まったまま、ジーっとわたしを見た。


かと思えば、どんどん目が見開いて、合っていたはずの目線はすぐに花野井くんへ向けられて。



「お、おおおおい、涼介!!!
こ、ここここの可愛い子どうしたんだよ!!」


「いや、落ち着いて安田。
日本語が荒ぶってるから」


安田くんがバシバシと花野井くんの肩を叩きながら興奮している様子。



「お、落ち着けるわけないだろ!!
え、まさかお前の新しい彼女!?え、でもそんな可愛い子ウチのクラスにいたか!?

え、俺が見えてなかっただけ!?
それとも転校生か!?え??」