可愛がりたい、溺愛したい。




「えっと、何かあったのかな」


『ん、今日ちょっと午前中学校休むから』


「あっ、そうなんだ」


なんだ…じゃあ朝は依生くんに会えないのかぁ。

早起きして頑張ったこの姿をいちばんに依生くんに見てほしかったのになぁ。



『僕が起こさないと帆乃起きないから電話してみたけど、今日はちゃんと起きてたんだね。

なんかあったの?』


「う、ううん、何もないよ?」



『ふーん、そっか。
じゃあ午後には学校行くから、朝1人で行くとき変な男に捕まらないように気をつけるんだよ』


「子どもじゃないもん」


『子どもじゃなくても、帆乃かわいいから。
変なやつに連れて行かれないか心配してんの』


「だ、大丈夫だよ」



ほんとに依生くんって過保護だ。

けど、それだけ大事にされてるんだって思うと、嬉しかったり。



こうして電話を終えて、1人で学校へと向かった。