「で、でも……そんなことしたら、また中学の時みたいに女の子たちから何か言われそうで……」



「昔のことは昔のことだよ！
それに中学の時の子たちは帆乃ちゃんの可愛さに嫉妬してただけ！

それに、もう幼なじみじゃなくて、彼女なんだから堂々としてればいいんだよっ！
何かあればぜったい三崎くんが守ってくれるから！」



どうせ素顔を見せても、地味な格好をしても、どちらにせよ何か言われるくらいだったら、


依生くんの隣にいて、恥ずかしくない程度に少しでも可愛くなりたい……なんて気持ちが強くなる。



「せっかくなら……依生くんに釣り合えるようになりたい……かな」



「よし！そうだよ！！
そうと決まれば、今日の放課後から早速いろいろやってみよ！！」


「えぇ、今日から？」


「思い立ったら即行動だよ！
わたしに任せて！」



こうして、明日香ちゃんの協力のもと、

放課後、早速ある場所へと連れていかれた。