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「はあああ、もうクタクタ…!」
気づけば2時間弱くらいはしゃぎ回っていた。
「先輩俺より子どもじゃん。
なんだかんだ楽しんでるし」
とか言いつつ、葉月くんだって楽しんでたくせに。
もうそろそろ帰るにはいい時間。
夏に比べて日が短くなったので、暗くなるのも早い。
「そろそろ帰ろっか。
もう暗くなっちゃったし。葉月くんは時間大丈夫?」
「あーあ、ふつう逆だよそれ」
「え??」
「時間大丈夫って聞くのは男のほうでしょふつう」
「あ、そうなの?」
葉月くんは自分より年下だからっていう意識があるせいか、心配して聞いてしまった。
「ははっ、ほんと先輩って抜けてるところあるよね」
いつもイタズラっぽい悪い笑みしか見せないのに、今日は自然と楽しそうに笑っているように見える。
そんなことを考えていると、突然手を握られて。
「ねー、先輩。
最後にさ、あれ乗らない?」

