可愛がりたい、溺愛したい。




「それだったらわたし買いに行こうか?」


「じゃあ一緒に行くよ。
帆乃ちゃん1人で行かせたら俺が後で依生に怒られそうだし」


「えぇ、大丈夫なのに」


「それに、重い荷物を女の子に持たすわけにいかないからさ」


さすが花野井くん。

わたしみたいなのでもちゃんと女の子扱いしてくれるんだなぁ。


「じゃあ、行こうか。
寝てる2人はこのままにしておこう。
起きたら何かとうるさそうだし」


眠っている2人を置いて、花野井くんと近所にあるスーパーに買い出しへと向かった。



徒歩5分くらいの位置に大きなスーパーがあって、そこで飲み物とか、軽くつまめるお菓子とかを買った。


買い物を終えて、スーパーを出てからの帰り道にて。



「本当に荷物持ってもらって大丈夫かな?」


買ったものを1つの袋に詰めて、それを花野井くんが持ってくれている。