可愛がりたい、溺愛したい。




***


こうして、なんやかんやゴタゴタしたけど、勉強会は無事にスタートした。


大きなテーブルに教材を広げて。


座り順は左から花野井くん、わたし、依生くん、明日香ちゃんで横並びに座っている。


この勉強会は、わたしと明日香ちゃんが2人に勉強を見てもらうのがメインなわけで。


依生くんと花野井くんは、いつも成績上位をキープしてる秀才さん。


反対に、わたしと明日香ちゃんはいつも順位は下から数えたほうが早い組。



依生くんは理系の科目が得意で、花野井くんは文系の科目が得意なので、それぞれわかれてわたしたちに教えてくれている。



「ねー、帆乃つまんない」


必死に英語の文法を花野井くんに教わっているのに、隣からシャープペンでわたしの頬をツンツンつついてくる依生くん。



「おーい、そこちょっかい出すな。
依生、頼むから明日香の勉強見てやってくれ」