可愛がりたい、溺愛したい。




中に通してもらうと、とても長い一直線の廊下があって、そこをまっすぐ歩いて、階段を上って花野井くんの部屋に着いた。



「どうぞ。散らかってるけど」


散らかってるけどなんて言葉ぜったいにいらないよっていうくらい、広くて綺麗で清潔感のある部屋。



日当たりがとても良くて、大きな窓から入ってくる日差しのおかげで、部屋の電気なんていらないくらい。


部屋の広さは1人分とは思えないくらいだし。



目の前の光景に口をあんぐり開けたまま、奥に進むと。



「あー!!帆乃ちゃん!!!
お久しぶりー!!」


大きなサイズのベッドに寝転んでいた明日香ちゃんが勢いよく飛び起きて、わたしに抱きついてきた。



「わぁ、明日香ちゃん久しぶり!」


「本物だぁ、本物の帆乃ちゃんだぁ!」


わたしなんかに会って、こんなに喜んでくれるの明日香ちゃんくらいだなぁ…なんて思っていると。