「ごめんなさい」 少し落ち着いたころ、恥ずかしくなってわたしは寺島くんからはなれた。 「俺こそごめん。急に。でもさっき言ったこと、本当だから」 「嬉しいです、すごく。でも、ごめんなさい」 「俺のこと、嫌い?」 「寺島くんはわたしには不釣り合いです。わたしにはもったいないです」 「そんなことない」 「わたし教室に戻ります」 いつの間にかチャイムがなっていてお昼の時間ももうすぐ終わろうとしていた。 さすがに授業をこれ以上さぼりたくなくて、わたしは屋上をでた。