わたしの願い



「ぐぅーー」


さすがにお腹がすいてきて時計をみると6時半。


まだ全然早いけれど、お母さんはきっと起きていてもう準備をしているだろうから下に降りた。



「おはよう」


リビングにいくと台所にお母さんはやっぱりいた。


「ねえ、昨日ごはんいらないならいってよ。夜ご飯あんたの分も作ってるんだから無駄になるでしょ」


挨拶が返ってこないのはわかってたけれど、こっちも見ずにそういったお母さんの神経が正直わからなかった。



いらないわけないじゃない。部屋にいたんだから。

ここにきたら3人で楽しそうに話してるから。

私を誰もよんでくれなかったじゃない。


そう言いたい気持ちを抑えて「ごめんなさい」とだけ謝った。