わたしの願い


「なに、やってん、の?」

てっきりドアをあけたら寝てしまったお姉ちゃんとそれに戸惑った洋輔がいるんだと思ってた。

そこにわたしが登場して、カメラで2人のそれっぽい写真をたくさん収めておいて、あとでなにかのネタに使えればいいなと。

それくらいの軽い気持ちだった。

そう思ってたのに・・


「遥こそなに?邪魔しないでくんない?」


そこにいたのはお姉ちゃんの服を脱がせている洋輔の姿だった。

わたしは意味がわからなくて、そのまま部屋から飛び出した。

手に持っていたカメラを忘れて。