「それにね、遥も。遥は小学生のときにたまたま親が話してるのを聞いてわたしが本当のお姉ちゃんじゃないことを知ってたんだって。そのせいで遥にもつらい思いたくさんさせたと思う。だからわたし遥のこと怒ってない」 「そうだったんだ」 遥ちゃんもきっと不器用だったんだろう。 本当のお姉ちゃんじゃないと知ってからどうしていいのか考えたはずだ。 ―――「お姉ちゃんはなにもわかってない、なにも」 あの日悲しそうにいった意味がようやくわかった。