わたしの願い



考えれば考えるほど勉強に集中できなくなっていて、そろそろごはんかもしれないと下に降りた。


「そうか、すごいな遥は」


「ほんと自慢の娘よね」


いつの間にかお父さんも帰ってきていて、そして3人でご飯を食べていた・・


いつもならごはんはさすがに呼んでくれるのに、今日は久々に遥がいるからなのか。



それに“自慢の娘”



その言葉がわたしを傷つけた。



わたしだって努力してきたつもりだ。


勉強はもちろん家の手伝いだって。



でも親にとったら娘は遥だけなんだ。