「明日、愛の家いってもいい?会いたい」 「さっきね、お母さんとも少し話したの。お母さん心配してくれてた、名前呼んでくれた。わたしちゃんと向き合ってみたい。だから、明日は・・」 「そっか、わかった」 「ごめんね、明日は学校休むと思うから明後日、話すね」 「うん、じゃあ明後日学校で。愛が無事で本当によかった、おやすみ」 「おやすみなさい」 電話を切ってすぐにドアがあいた。 「ちょっといい?」 「あ、はい」 わたしを助けてくれた男の子だった。