「もし、もし」
「愛!?よかった、やっとでた。本当によかった・・」
「龍希くん、ごめ、ん・・」
「愛?もしかして泣いてるの?いまどこにいるの?」
「いま、隣の県にいる・・明日、帰るよ」
「そっか。愛、今日はごめん。俺愛のこと追いかけられなくて」
「ちがうの、龍希くんの、せいじゃない。わたしが悪いの、全部」
「愛・・」
「ごめんね、黙ってて。こわかったの、嫌われるのが」
「俺は、嫌いになんてならないよ。愛のこと、信じてるから」
「いまは、いろいろあって、今度ちゃんと話すから、聞いてくれる?」
「もちろん。待ってる」
「ありがとう」



