わたしの願い






「ただいま」


「きゃはははは」


「なにこれ、おもしろいわね」


家につくとリビングのほうからお母さんと遥の声が聞こえた。


遥、帰ってるんだ・・・


遥は高校に入ってからバイトを始めて最近帰りがずっと遅かった。



いつもなら帰ってリビングにいるお母さんに会ってから自分の部屋にいくんだけど、今日は遥がいて邪魔しちゃいけないからそのまま自分の部屋にいった。


そして教科書をだして勉強する。


ごはんの時間まではいつもそう。



テレビなんて最近みてないし、友達がいないわたしはメールする相手もいない。


そんなわたしは勉強が友達といわれても仕方なかった。