わたしの願い



「おかあさん、、ごめん、なさい」


「愛、よかった無事なのね。今どこにいるの?」


「隣の県の〇〇市、ってところ・・」


「〇〇市・・そこ昔よくいってた海があるところね、愛が好きだった」


「お母さん、、覚えて、るの?」


「あたりまえじゃない。愛、帰ってくるわよね?お父さんも遥も心配してるわ」


「今日は、もう遅いから・・明日帰る」


「わかった。愛、ごめんね。」


「わたしこそ、ごめんな、さい」


「じゃあ、明日待ってるわね。気を付けて帰ってくるのよ」


「はい、おやすみなさい」


「おやすみ」


電話が切れても、わたしの涙はとまらなかった。