「なあ、ちょっといい?」 「ああ」 昼休み、昴に呼ばれた。 「付き合ってること、ばれちゃったんだな」 「ああ、土曜日たまたまクラスのやつと遭遇しちゃって」 「そっか。それは災難だったな」 「まあね。昴にも気遣わせてわるい」 「いいよ俺は。それより藍沢さんのほうが心配だよな」 「うん、これからなにもされないといいんだけど・・」 話していると、教室のほうが少し賑やかになったのが聞こえてなにかあったのかと教室に戻った。