わたしの願い





あのときのことはきっとずっと忘れないと思う。

わたしには幼馴染がいた。

馬場洋輔。歳は一つ上。

家が隣同士で、子供のころよく遊んでいた。

たぶんわたしが龍希くんと出会うまえに唯一心を許していた人だったと思う。



洋輔はいつだってわたしの味方でいてくれた。


家族になじめないわたしの話を聞いてくれて、遥よりもわたしとの時間を大切にしてくれた。


小学生のころ友達に「一緒にいてもつまんない」っていわれて泣いていたわたしをなぐさめてくれた。



わたしはそんな洋輔のことが好きだった。