君と恋する通学時間


「これ」

そんな中、小鳥遊君が手にしていた紙袋を私に差し出した。

「え?」

「今日、誕生日だろ?」

え?

ハテナマークだらけの頭の中。

どうして小鳥遊君が私の誕生日を知ってるの。

それに、それは咲姫ちゃんへのプレゼントでしょ?
どうして私に?  

いくら考えてみても、よくわからない。

プレゼントを受け取ることなく固まってしまった。

「いきなりで迷惑かもしんねーけど、受け取ってくんないと困るんだけど」

頬をかきながら視線を左右にさまよわせて、小鳥遊君は明らかに動揺している。

ほんのり赤く染まる頬。

熱のこもった視線。


「だ、だって、小鳥遊君は咲姫ちゃんのことが好きなんでしょ? それなのに、私にプレゼントって」


どう考えてもおかしい。

おかしいことだらけすぎて、頭がパニック状態。

それでも、ドキドキと鼓動は高鳴る。

そんな目でまっすぐに見つめられたら勘違いしそうになるよ。