君と恋する通学時間


「ごめーん、未愛、お母さんすぐお店に戻らなきゃいけないの。買い物お願いできる?」

お父さんとお母さんは二人でフレンチのお店を経営している。


ランチとディナーのわずかな隙間の時間に帰ってきて、家事をこなしているお母さん。

 
特にこのゴールデンウィークは忙しいらしく、いつもより帰ってくるのが遅い。

だから私もできるだけ家事を手伝ったり、本当に忙しそうな時にはお店を手伝ったりもしている。

「わかった。行ってくるね」

お母さんから買い物リストとお金を受け取って家を出た。

ポカポカ陽気が気持ちいい。

駅のすぐ近くにある大型スーパーは、ゴールデンウィークだからなのか、家族連れが多いような気がする。