君と恋する通学時間


こうして一緒にどこかへ行くなんて、まるで夢の中の出来事みたい。

「なんで後ろにいんの?」

「え?」

「俺と並んで歩くのは嫌?」

「そ、そんなことないよ!」

私なんかが隣にいていいのかなって、むしろ申し訳なく思っているんだよ。

「隣に来いよ。落ち着かないから」

そう言われて恐る恐る隣に並んだ。


小鳥遊君は満足したように口元をゆるめて笑うと、再び歩き出した。


時々こっちを見ては、私のペースに合わせてゆっくり歩いてくれる。


そんな優しい一面にドキドキが止まらない。