「連絡先教えて」
「え⁉」
驚きの声を上げたのは、小鳥遊君ではなく私。
次の日の朝、駅に着いてしばらく話したあと、突然なんの前触ぶれもなく小鳥遊君に聞かれた。
「嫌なら、いいんだけど」
あまりの私の驚きように、小鳥遊君は低姿勢を見せる。
「い、嫌じゃないよ! もちろんだよ!」
どう切り出そうか迷っていたのは私のほうで、実は昨日の夜考えすぎてあまり寝られなかったんだよね。
そんな悩みも一瞬で解決した。こんなことってあるんだ。
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