君と恋する通学時間


小鳥遊君もあまりの距離の近さに驚いたのか、私と同じようにビックリしている。

見つめ合っていると小鳥遊君の顔が 徐々に真っ赤になっていった。


そして動揺しながら、私からパッと目をそらす。

「わ、わり」

「う、ううん! ありがとう」


恥ずかしくてお互いに顔を背ける。

二人の間にあるよそよそしい空気感。


小鳥遊君が男友達といる時のような、和やかなムードはここにはない。


私たちはまだ友達といえるような間柄じゃないもんね。


もっと仲良くなりたいのに、いつまで もこんなんじゃ難しいよね。


共通の話題もないし、なにも話さないつまらない奴だって思われているかもしれない。