君と恋する通学時間


四駅目で小鳥遊君の友達が電車に乗ってきた。

今日は二人揃っていて、小鳥遊君の姿を見つけるなりそばへ寄ってくる。

二人ともイケメンで、類は友を呼ぶってほんとなんだなとしみじみ思った。

「おまえら、今日は寝坊しなかったんだな」

呆れたような小鳥遊君の声。

三人仲良く集まって会話が始まる。

「今日は母ちゃんに叩き起こされた」

「俺もー。毎日毎日夜更かしばっかすんなって蹴られたわ。一発で目ぇ覚めたけど、 まだみぞおちが痛い」

「マジでバカだな。いい加減一人で起きられるようになれよ」

「そりゃ俺だって学校に彼女でもいれば毎朝ちゃんと起きるよ。でもいねーんだもんよ、仕方ないだろ」

「そうだよ! 早く学校に行きたい!って思わせるなにかがないと起きらんねーよ!」

「はは、なんだよそれ。普通に目覚ましで起きられるだろ。俺だって朝は弱いけどな」

「いやいや、涼平が特別なんだろ」

「いやいや、おまえらが怠けすぎてるだけだから」

「なんだとー!」