君と恋する通学時間


「これ……」

心当たりがあるのか、小鳥遊君は目を見開いた。

「ご、ごめんなさい……! 偶然中が見えちゃったんです…… !」

「え? は?」

戸惑うように瞳を揺らす小鳥遊君。

大きな目が、さらに大きく見開かれる。

「マジで、見たの?」

「ほんとに……ごめんなさい」

深々と頭を下げる。

偶然の事とは言っても、やっぱり罪悪感はある。


私にできることは、誠意を持って謝ることだけ。