君と恋する通学時間


次の日の朝、覚悟を決めて駅のホームへ向かった。

七時四九分発、前から四両目の一番前の扉。

そこの列には、見慣れた小鳥遊君の後ろ姿があった。

ドキンドキンと緊張して心臓が激しく鳴っている。

ガクガクと足が震えた。

当たり前だよ、だって約一週間ぶりなんだもん。

それに、今日はメモを返さなきゃいけない。

だから余計に緊張する。


小鳥遊君は、キョロキョロして誰かを探しているみたいだった。

誰かと待ち合わせ でもしているのかな。

でも、いつも一人だし……。

もしかして、彼女とか?

会わないうちに、小鳥遊君が好きな女の子に告白していてもおかしくはない。

それで付き合うことになって、一緒に電車通学をしているとか?

勝手に想像して、ズーンと気分が沈んでいく。

わぁ、こっちを向いた!