「それは君がそう思いたいだけなんじゃない?」
先輩は睨んでいるユウに一切怖気づいたりせずに、むしろ挑発するように言った。
せ、先輩……!
そんなユウを刺激するようなこと言わないで!
ただでさえ、ユウは先輩のことをよく思っていないのにもっと悪く思われてしまう。
「……うるさい」
「そろそろ、廣嶺さんを縛るのやめてあげなよ。ただの幼なじみなんだし。君、彼女いるよね?」
「お前に関係ないだろ」
先輩とユウの間で何故だかバチバチと火花が散っているように感じる。
何この展開!?
ていうか、ずっとユウに口を抑えられているから苦しいんですけど!
「あるよ。俺は廣嶺さんの彼氏になりたいから」
ええ!?そんなこと初耳なんですけど!?
「……は?そんなの無理だから」
眉間にシワを寄せて心底不機嫌そうな表情のユウ。
な、なんでこんなことになってるの……!?



