「はいはい、分かったから!ていうか、出て行ってくれないと着替えられない!」

「いいじゃん。見られたって減るもんじゃないんだから」

「そういう問題じゃないの!」

「ふーん。まあなんでもいいから早く着替えて」


なんでそんなに急かすの?

そもそも、ユウが部屋にいること自体おかしい。

いつもは休日でもお昼過ぎまで寝てるのに。


「大体、なんの用?」

「早くしないと美蓮、後悔するよ」

「へ?」


そう言って、ユウがわたしのパジャマのボタンに手をかけた。

そして慣れた手つきで外し、わたしの下着が少しだけ露わになる。


「な、な、な、なにやってんの!?」


やっと自分の置かれている状況を理解したわたしは急いで胸元を隠して、ユウから離れた。


「だから後悔するって言ったじゃん」

「い、意味不明!」

「あ、それともこーしてほしかったとか?」


にやり、と不敵な笑みを浮かべているユウ。