「まさかまさか!そんなわけないです!
むしろ、昨日は本当に楽しかったです」
悪いのはユウだもん。寝不足の原因はユウにある。
橋本先輩と話している時はすごく楽しかった。
楽しくて時間があっという間に過ぎていったくらいだもん。
「そっか。あんまり無理しちゃダメだよ」
「はい。ありがとうございます」
「相変わらず可愛い笑顔だね」
「なっ……」
爽やかな笑顔を向けた先輩の言葉に嘘は感じられない。
先輩が女子たちからモテる理由も分かる気がする。
こんな人が彼氏だったらきっと毎日幸せなんだろうなあ。
「顔赤いけど、大丈夫?」
そういうと、わたしの頬に先輩の手が触れてますます赤くなってしまったような気がした。
熱とかじゃなくて、先輩が可愛いとか言うから赤くなったんだよ。
「ぜ、全然大丈夫です……!」
「ほんとに?無理しないでね」
先輩がそう言ったあと、友達が先輩を呼んだので彼は「ちゃんと休むんだよ」と優しい言葉を残して友達の方へ駆けて行った。



