「ユウに関係ないじゃん」
「あの男誰なの。ぶっさいく」
「だからユウに関係ないって。
それに先輩はブサイクなんかじゃない」
「ふーん、俺よりかっこいい?」
「……」
その質問はズルいよ。
わたしが答えられないのわかってるんでしょ。
知っててそんなこと言ってくるんだよね。
「ほら、早く答えてよ」
「……先輩のほうが優しいしかっこいいよ」
素直になりたくなかった。
わたしの心から離れてくれなくて、一番かっこいいと思ってて、わたしの心を独占しているのは後ろにいるこの男だと本当は痛いほどわかってる。
だけど、いつまでも都合の女でいたくなかった。
「悪い子だね。いつからそんな変な虫つけるようになったの?」
「虫ってなんのこと?」
「悪い子にはお仕置きが必要みたい」
そういうと、ユウはわたしの手を引いて自分の家の中に入って部屋まで連れてきた。



