わがままだし、すぐわたしのこと貶すし、ムカつくこともあるけど、甘えん坊で、たまに男らしくて、普段意地を張るけど大切な時には誰よりもわたしを素直にさせて安心させてくれる人。
「優しいですね、先輩」
「そんなことないよ」
高いところは先輩に任せて低いところにある資料を整理していく。
放課後になんで掃除なんてしなきゃいけないんだろうって思ってたけど、なんだかんだいってラッキーだったのかもしれない。
だって、橋本先輩とこうしてたくさん話して仲良くなれたし。
「橋本先輩は幼なじみとかいますか?」
なんでわたしはこんなことを先輩に聞いているんだろう。
こんなこと聞いて、どうするんだろう。
「んー、幼なじみか……いるけど今は全然話さないかな」
「そうなんですか」
やっぱりみんなそういうものなのかな。
幼なじみだけど、話さなくなったりするんだよね。
その点、わたしとユウは普通に話すし仲が拗れたことがない。



