幼なじみはわがまま。




ドクンドクンと徐々に高鳴っていく鼓動。

ユウ以外にこんなにもドキドキしたのは初めてだ。


「なっ、なっ……!」

「ほら、掃除しよ。ってこんなとこに埃つけてちゃダメだよ」


そういうと、わたしの頭の上に手を伸ばしてきてついていた埃をとってくれた。

そして、そのまま頭をポンポンと撫でた。

その行動のせいでわたしの体温は一気に急上昇。

ぼわぁぁぁと顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。


「あ、ありがとうございます」


恥ずかしさを紛らわすためにせっせとホウキを動かす。

もう!早く鎮まって!

この胸のドキドキが先輩にバレたらどうするの!と自分の心に問いかける。


だけど、わたしの鼓動はまだ高鳴ったまま。


しばらくしてようやく落ち着いたとともに掃除もほぼ終わっていて、あとは資料整理だけというところまできていた。


掃除をしている間、先輩とたくさんお話をした。

くだらない話とか学校の話とか。

先輩って気さくだし優しいし、すごくいい人だなあ。