幼なじみはわがまま。




「遅くなってしまってすみません」

「全然待ってないよ。俺もいま来たとこ」


やっさしい〜!!どこかの誰かさんとは全然違う!


「ありがとうございます」

「よしっ。じゃあ、揃ったからさっそく掃除をお願いしたい。あと掃除だけじゃなくて資料の整理も頼む」


えっ……!掃除だけじゃないの!?

資料の整理なんてめんどくさすぎる。

でも、橋本先輩も一緒だからよかった。

一人でこんな部屋でいるのなんて嫌だもん。


見るからに埃っぽいし、机の上に無造作に置かれた資料たち、どうみても綺麗だとはいえない。


「終わったら鍵を返しに職員室に来てくれ」


そういうと、先生は教室から出て行った。


先輩と二人残されたけど、何を話していいのかさっぱりわからない。


ユウだったら、今日あったことやどうでもいい話ができるけど今日知り合ったばかりの先輩にそんなこと言えるほどわたしはコミュニケーション能力は高くない。


「さあ、頑張ろう」

「ですね!せっかくですから綺麗にして帰りましょ!」


気合を入れるために髪の毛をひとつに束ねた。

よしっ!頑張ろう!

さっそくホウキを手にして、床をはいていく。