「やっぱり美蓮だね」
「何言ってるの?」
「いまの行動見ててわかんないの?」
「わかんないよ!」
「あちゃー、これは広瀬くんも大変だわ」
「なんの話し?」
「いや、こっちの話」
葉月は呆れたようにわたしのほうを見ながら上手くはぐらかした。
「そういえばあんた今日の放課後委員会じゃなかった?」
「あっ、忘れてた!めんどくさいなあ〜〜」
わたしは美化委員に入っていて、週に一度、生徒たちが掃除しないような部屋を掃除させられるのだ。
今日はその担当の日。
はあ、本当にめんどくさい。
しかも相手だって誰かわからないし。
掃除は二人で行うことになっていて、その二人は一年間固定でまだペアは言われていないからその場で発表なんだろうな。
どうか、女の子でありますように!
「頑張れ〜〜案外そこにあんたのいう王子様いるかもよ」
「そうかな。そうだといいな」
ユウへの気持ちが少しでもなくなるならそれではそれでいいかもしれない。



