「さすが美蓮。さんきゅー」
そういって、気分が良さそうにニコニコしているユウ。
はぁぁ、ユウって寝起き悪いから起こすのも一苦労だから嫌なんだよねぇ。
「じゃあ、わたしは帰るから」
そろそろ、おばさんとおじさんも帰ってくるだろうし。
「んー、ばいばい」
呑気にソファに座ってテレビを見ている。
どうしたらこの人はわたしを見てくれるんだろうか。
幼なじみなんてやめてしまいたいと思うけど、結局幼なじみという関係じゃないとこの時間はつなぎ止めれないのもわかっているからやめられない。
それから、ユウの家を出て自分の家に帰った。
うちに帰ってきても、まだ誰も帰ってきていなかった。
明かりのついていないリビングにスクールバッグを置くと、その足で自分の部屋へと向かった。
最近、忙しいんだろうなぁ。
まあ別に寂しくなんてないんだけどね。
うちの親は共働きで、家に帰ってくるのも遅い。
だけど、それ以上に一緒にいる時はたくさんの愛情を注いでくれる大好きな家族。
「さっ、お風呂入ろっと」
このままだと、制服で寝ちゃいそうだし。
そう思い、お風呂に向かった。
湯船につかって今日あった出来事を思い返すのが日課になっている。



