耐雪梅花麗〜愛〜

気付けば次の日だった。結局あれから寝たんだ。僕。

「お、起きたか総司。ごめんな、勝手に入ってしまって…。」

「山南さん…、どうしたんですか?その粥。」

「総司、気づいてないのか?熱が出ているよ。今日はちょうど非番だし、ゆっくり休んどきな。」

「え?熱出てるんですか?僕…。すいません、お言葉に甘えて、ゆっくりさせていただきます。そういえば凜華ちゃんは?」

「まだ目を覚ましてはいないが、命に別状はないそうですよ。」

「よかった…。」

「ほら、食べれるだけお粥を食べて、早く寝ないと。」

「はい…。」

正直食べる気にはなれなかったけど、渋々食べた。

「総司、なんで凜華さんが総司を守ったと思う?」

こういう時に、山南さんはそっとしておいてくれる人だからびっくりしたけど、答えた。

「何故ですかね?分かりません。」

ほんとに弱々しい声すぎる。さらに情けなくなる。

「総司、君の前で誰かが斬られそうになったとする。丸腰だったとするよ。誰、もしくはどうゆう状況だったら、身を呈してその人を助けられる?」

「自分の信念に従うなら、もしくは大切な人ならです。後悔はしませんよ。」

「そう、それなんだよ。誰だってさっき総司が言ったことはそう変わらない。凜華さんも後悔してないはずだよ。」

「…………そう、そうですよね!山南さん!ありがとうございました!しっかり食べて早く治しますね!」

「そうしてくれよ。」

いつも優しい山南さん。僕は、大切なことを忘れていた。今僕がやることは、この風邪を治すこと、そして凜華さんの看病をすることだ!

そして僕は、早く治すために、再び布団にもぐった。